こんにちは、るこです。
愛知県豊橋市にある町工場の社長さんが「カンブリア宮殿」というテレビに出ていました。最初は、他のことしながら何気なく聞いていたんですが、最後の頃には夢中で見入ってしまいました。
なんで夢中になったのかというと、
まず、この会社は自動車メーターに使われる歯車などの製造をしているのですが、ある時、全く使い道のない「粉」のように小さな小さな歯車を作ったそうなんです。でも、あまりに小さすぎて買う人もいない。しかし、その技術は世界トップレベル。ということで、「世界最小・100万分の一グラムの歯車」の技術力は、世界中から注目されることになったそうです。使い道のない世界最小の歯車を作る為の設備投資は数千万円。ムダなものを、と思うでしょうが、この「売名行為」のおかげで世界中から仕事が舞い込んだそうです。
次にすごいのが、この会社の人事制度。まず入社試験・面接がなく、採用は先着順で早い者勝ち。履歴書はその場でゴミ箱行き。たった数十分でその人の何が分かるのか、ですって。
誰でも必ず優れた能力を持っている、その能力が現れるのに1年かかる人もいれば、10年かかる人もいる。それをひたすら待つ。「使い物にならない人などいない!」ということで先着順。
タイムカードや規則もないです。「犬や猫じゃあるまいし、なんで縛り付ける必要があるのか」と。だからといって無断で休むような人はいないそう。
出張者にはクレジットカードが渡され、それで全てを清算。帰ってちまちま旅費清算をしている時間があったら、持ち場の仕事をしたほうが効率いいから、って。だから経理担当者は一人だけ。それで間に合うそうです。
定年制度もなく「働きたいと思ってくれるうちは好きなだけ働いて下さい」主義。熟練した技術者なのに、定年だからと働けるのに終わりにしたらもったいないって言ってました。確かにそうですよね。
とにかく、普通の企業にある当たり前の制度がこの会社には見当たりません。それでも、技術は世界一、成長企業なんですからすばらしい!
この方は、樹研工業の社長で松浦元男さんといいます。松浦さんは、生まれ育ったこの町の大人たちにたくさんお世話になったから、この町に育てられたから、この町の青年を一人前に育てたい、それがこの町への恩返しだって。ちゃんと地元のこと、後世のことを考えてらっしゃるんですね。
こんな会社ってあるんだな、と感動したのでした。
おしまい。
2006年09月08日
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